林道オタクオフ(倉渕村周辺の林道)

Last update:2003/ 6/19

年月日
通算走行距離(km)
2003/ 6/ 7〜 8
30,700

○ 1日目
 群馬県倉渕村で林道オタクオフが開催されたので、妻と一緒に参加した。このオフ会は5回目だそうだが私は初めての参加となる。
 前日から榛名山の中腹で、山男さん、sinoさん、あかさんが車中泊しているはずなので、9:00ぐらいには合流すべく4:00起床、5:00出発の予定が、5:20起床、6:20出発と1時間以上も遅れてしまった。コンビニで朝食のサンドイッチとおにぎりを買い、7:30頃所沢ICから関越道に乗る。川越鶴ヶ島間で若干渋滞したがほぼ順調に流れる。途中、水を汲もうと思い寄居PAに入ったが外に水道は見当たらず、トイレの水を汲むのもいやだったので、次の上里SAへ向かったが、ここでも水道は見つからない。先月のオフの時、高坂SAにはあったのだが、SAやPAには水を汲める水道は作らないようにしているのだろうか。
 8:40頃、前橋ICで高速を下り、R17を少し南下して県道28号に入り榛名山を目指す。途中カーナビで浜川運動公園というのを見つけた。ここなら水道がありそうなので寄ってみる。無事水道を見つけ水を汲むことができた。

いざ出発 お茶休憩
いざ出発
 前から、山男号、あか号、sion号
最初の休憩
 左から山男号、あか号、sino号、ふっくん号
 既に9:00を回ってしまった。県道28号に戻り先を急ぐ。榛名山への坂を登り目的地への入口まであと数百mという所で、下りてきた山男さん一行と出会う。Uターンして手短にあいさつを交わし、最初の目的地に向かう。山男号を先頭にあか号、sino号、ふっくん号と続く。
 県道28号を戻り、平和ローランドGCの南側を回り込み、県道126号を北上する。しばらく行って左折し南榛名山林道(舗装)に入る。ベルエアCCの北側にちょっとした広場があるので、そこでティータイムとする。椅子を出し、あかさんの入れてくれたコーヒーを頂く。どこからか鴬の声も聞こえのどかな雰囲気だ。雲の合間から時折日差しも覗くが暑くもなくいい気候だ。今朝の天気予報によると、群馬県山間部は夕立が降るようだ。はずれてくれる事を祈る。

● 林道杏ヶ岳線
杏ヶ岳線入り口付近 杏ヶ岳線
杏ヶ岳線入り口付近
 
直線ダートを走るsino号
 正面の山は杏ヶ岳か?
小休止 sino号
坂を登って行くsino号
杏ヶ岳線後半1 杏ヶ岳線後半2
 1時間ほど休み出発する。県道33号を南下し、さわらび学園を右折すると榛名西麓広域農道に入る。響きの森CCの北側を右折すると杏ヶ岳線の看板があり、坂を登っていくとすぐにダートになる。"杏ヶ岳"と書いて"すもんがたけ"と読むこの山の南側を通る林道だ。見通しもよく幅もそこそこで走りやすいが、路面が乾燥しているので土埃がすごい。前走車との距離をある程度取っているが、最後尾を走っているので土埃だらけになる。近場の視界はいいが、遠くは白くかすんでいる。5.8km程で民族資料館の南で県道33号に戻りダートが終わる。
 県道33号を登り榛名湖に至る。周辺は何度も通った事があるが、榛名湖畔まで来たのは初めてだ。観光客を乗せる馬車を尻目に湖畔の駐車場に車を停め昼食とする。お湯を沸かしカップうどんを食べる。木立越しに湖が見えるが、視界が悪くはっきりしない。天気が良ければ湖越しに榛名富士が見えるはずである。

● 林道杖の神峠線
 山男号、あか号、ふっくん号、sino号の順で県道33号の西側のかなり急な道を登っていく。榛名湖が階下にかすんで見える。坂も緩やかになり、下り始めたあたりからダートになる。途中草がかなり生えているところもあった。後半は路面がかなり荒れていてコースを選んで進む。舗装箇所も1.2km程ありダート3.0kmと短かったが、結構楽しめるコースだった。ツーリングマップルでは後半部分の名前は鳴石林道となっていた。

林道杖の神峠線1 林道杖の神峠線2 林道杖の神峠線3
林道杖の神峠線
かなりの草
後半は路面が荒れだす

 R406号を権田の交差点から県道33号に入る。上信越道ができてから使わなくなったが、この辺りは以前草津や万座のスキー場に行く時に通っていた。幕営予定地方面に少し入った所の相間川温泉せせらぎの湯で汗を流す。お湯は泥を薄めたような褐色で独特の雰囲気を出していた。あがった後もなかなか汗がひかない。最初料金\350の案内を見て安いなと思ったが、よく見るとそれは村民料金で、村外者は\700だった。コインロッカーも無料だし、妥当な線である。温泉で近所で買い物ができそうな場所を聞き、県道33号まで戻りA-COOPという店で足りない物の買い出しをする。

● 林道三ツ丸大平線、幕営
 出発しがけに脇からライダースーツを着た女性が山男さんに声をかける。たぶん今日参加予定のこぐまさんだ。さきほどの道を戻りせせらぎの湯を越えるとすぐにダートが始まる。川沿いを行くフラットダートだ。所々道が狭くなっており、川側が陥没している所もあるので注意して進む。最初左手だった川も橋を渡り右手になると、やや河原が広くなり景色もよくなる。途中幹事のnabekunさんが出迎えてくれる。目的地も近そうだ。16:00頃、さらに橋を渡ると林の中に入り、ダートになってから4.7kmで幕営地に着く。先ほど置いてきたはずのこぐまさんが既に来ていた。別のルートがあるようだ。チュウメイさんこぐまさん夫妻と初対面のあいさつをし、車の場所を決め、テーブルなどを出し、早速ビールで喉をうるおす。
 そのうちナベキンさんがやってくる。nabekunさんもそうであるが、来る途中で自転車の健さんと会ったそうだ。今頃健さんはどの辺を走っているのだろうか。ナベキンさんは明日仕事だということでしばらくして帰っていった。
 やがて遠くでゴロゴロと雷が鳴りだす。雨が降り出す前にと、みんなでタープを張る。前回の教訓を生かしペグはsnowpearkのソリッドステーク30cmを買ってきたが、これが中々いい。固い土にもゴムハンマーで打ったにもかかわらず、すいすいと入っていく。予算の関係で6本しか買わなかったのが悔やまれる。帰ったら後6本買い足そう。
 あたりは暗くなり案の定雨がぽつぽつ降りだした。やがてジムニーの笑遊さんが到着する。霧積から地蔵峠のあたりを走ってきたようだ。笑遊さんも途中健さんと会ったようだ。雨は徐々に強くなってきた。18:20頃やっとグレートジャーニー号に乗った健さんが到着する。みんな拍手で向かえる。朝からダートを中心に43kmを走ってきたという。いつもの調子で「大変だったよ〜ぉ」とぼやいてはいるが、疲労感のなかにも力強い達成感を感じ取ることができた。アクセルを踏んだりスロットルを開けたりすると進んでくれる我々の車とは違う次元である。あらためて健さんのすごさを感じた。
 雨も弱くなってきたので、各自食事を作り出す。我が家のメニューは前回に引き続き鮭のホイル焼きとジャガバターホイル焼きだ。そのうち信濃男爵さんもバイクで到着する。わざわざ長野から大雪渓という地酒を買ってきてくれた。やがて雨もあがり、焚き火に集まり林道の話に花が咲く。22:00過ぎだろうかデリカスターワゴンの4ALさんも到着する。私は0:30頃寝てしまったが、3:00頃まで起きていた人もいたようだ。テントを張った場所は落ち葉や草でフカフカして、とても寝心地がよかった。
幕営 健さん到着 焚き火に見入るあかさん
荷物を広げ1杯
健さん到着
sinoさんの焚き火、見入るあかさん。


○ 2日目
 翌朝は打って変わっていい天気だ。朝方、日が当たらない頃はかなり寒かったが、徐々に暖かくなってきた。思い思いに起きてきて、それぞれ朝食を作る。夕べ調理し忘れたウインナーを焼きカップラーメンを食べる。
朝の幕営風景1 朝の幕営風景2 集合写真
朝の幕営風景1
朝の幕営風景2
集合写真(健さん撮影)


 荷物を撤収し、バイクと自転車を前にして集合写真を撮る。10:10頃まず健さんが出発し、チュウメイ&こぐまさん、nabekunさん、笑遊さんとめいめいが出発していく。撤収を終え10:30頃4輪組が山男号、ふっくん号、あか号、sino号、4AL号の順で出発する。信濃男爵さんがもう少し残ると言うことで見送ってくれる。
自転車を漕ぐ健さん チュウメイさんこぐまさん夫妻 林道三ツ丸大平線
健さん出発
チュウメイさんこぐまさん夫妻も出発
林道三ツ丸大平線


● 林道三ツ丸大平線
 同じ道なのに昨日と違ってかなり明るい。途中2度、5台ぐらいずつのバイクの集団とすれ違う。結構走りに来る人もいるようである。
 県道33号を南下し坂を登っていく。途中健さんを追い越す。ちょうど自転車を停め一休みしている所だった。みんなで手を振り別れを告げる。
● 地蔵峠林道
 坂を登り切り地蔵峠を右に入るとすぐダートになる。ほとんど砂利で覆われている緩やかな坂を登っていく。所々日が当たりあたりはとても明るいが、昨日の雨で土埃は立たない。やがて道は平坦にそして下りとなる。4.7km程で橋を渡り分岐にさしかかる。
地蔵峠林道入口付近 分岐
地蔵峠林道入口付近
やや下りの見通しのいいダート
分岐付近で
sino号と4AL号


● 地蔵峠三沢増田川林道
 左は一ノ瀬林道で3km程で県道33号に戻るようだ。右は地蔵峠三沢増田川林道だ。小休止して右に向かう。林の中の緩やかな坂を進むとやがて視界が開ける。途中2度ほど舗装路が顔を出すがすぐダートとなる。一ノ瀬林道の分岐から3.5km程で右へ登る分岐があり、少し進んでみるが薮だらけの道なのですぐに引き返す。さらに1.6kmほど進むとまた少し舗装路を登った所に分岐があった。左側に50mほど行ったが行き止まりで引き返す。道が狭くなっていたのでバックするのにかなり手間取った。分岐まで戻り、右側に進む。後で、ここは昨日健さんが思案した分岐だと分かる。
一ノ瀬林道入口 一ノ瀬林道入口 上野大滝林道
一ノ瀬林道入口
 県道33号にもどる。
地蔵峠三沢増田川林道1
地蔵峠三沢増田川林道2
支線の行き止まり


● 中川林道樽尾川支線
 先ほどの分岐から4.4kmで次の分岐があるので左に行く。ここから中川林道樽尾川支線である。道が荒れ出し路肩に大きな石などが転がっている。0.4kmでまた分岐となるので右に進む。どこからともなく尺取り虫が落ちてきてフロントガラスの上でダンスを踊る。なだらかで長い下りの直線に駐車スペースを見つけ昼食にする。日差しが強いのでグランドシートをロープで何台かのバックドアに張り、その下でお湯を沸かしレトルトカレーを食べる。向こうの川では鴨が2羽泳いでいる。休んでいる2時間弱の間誰も通らない。のどかなひと時を過ごす。
 川沿いの道を下っていくと先ほどの分岐より3.7kmで中川林道本線に当たるので右に行く。左に戻るように本線は続いている。さらに1.8kmでダートは終わり県道33号に出る。県道をしはらく行った所で解散となる。
中川林道樽尾川支線 中川林道樽尾川支線
中川林道樽尾川支線
 石が転がり荒れている所もある
中川林道樽尾川支線
 川沿いを走る

● エピローグ
 山男さんとsinoさんは下で、他の3台は高速道路で帰る。14:50頃、松井田妙義ICから上信越自動車道に乗る。このICはETCゲートがなかった。乗る時は関係ないのだが、所沢ICで降りる時が混んでいるので、ETCゲートを使えないのはちょっと痛い。あかさん、4ALさんとは高速に入って別れる。
 藤岡PAで一休みして関越道に合流する。藤岡JCTの合流渋滞と、東松山付近の事故渋滞を抜け16:50頃所沢ICを降りる。ETCカードと通行券を出して一般ゲートで精算するのは初めてだった。ETC使用時でも一般ゲートから出ることによって領収書をもらうこともできる。渋滞のおかげで山男さんとさほど違わない時間の帰宅となったようだ。

 倉渕村周辺の林道はツーリングマップルにも載っておらず、言わば穴場の林道である。地蔵峠を中心に林道が密集していて、舗装工事の気配も感じられないので、当分の間は楽しめそうである。

 さて、この2日間の行程は、

2003/ 6/ 7(土)
(1)杏ヶ岳林道5.8km
(2)杖の神峠林道0.8+0.3+1.9=3.0(4.2)km
(3)三ツ丸大平線4.7km
ダート小計:13.5km

2003/ 6/ 8(日)
(4)三ツ丸大平線4.7km
(5)地蔵峠林道4.7km
(6)地蔵峠三沢増田川林道1.5+0.8+1.1+1.2+0.4+4.4=9.4(9.8)km
(7)中川林道樽尾川支線4.1+1.8=5.9km
ダート小計:24.7km

の全ダート38.2km/全行程389kmであった。


● オリジナル写真
 参加された方はこちら をクリックしてください。
参加者の方でパスワードが分からない方はご連絡ください。お教えします。


ドライブ編 巻頭へ Home Page ©2003 Takashi Fujisawa