岩手の林道Part6、奥岩泉山形林道

Last update:2003/ 6/25

年月日
通算走行距離(km)
2002/ 8/16
19,600

● プロローグ
 さて今日は東京に帰る日だ、先日途中まで行った奥岩泉山形林道を通り帰ることにする。6:00過ぎに墓に行き線香をあげる。また秋には父の1周忌で帰ってくると思うが、その時は時間もなく林道など走れないだろう。

● 奥岩泉山形林道
 県道7号を龍泉洞から安家に抜け、県道202号に入り、7:20頃坂本に到着する。ここから北へ向かいダートに入る。緩やかな登りのフラットダート5.0kmを快調に抜ける。舗装路の分岐を右上方向に登っていくとすぐまたダートになる。ここから先は未知のルートだ。坂を登っていくと、周りの石が、黒くて鋭角な石から赤くて層になっている石に変わってくる。落石箇所もいくつかある。雨もかなり小降りになり近場の視界は問題ないが、隣の山は雲をかぶっていて遠くの視界はよくない。
落石 切り立った岩 下の道と隣の山
 所々落石がある。
 切り立った岩も
 下の道は見えるが隣の山には雲がかかる

 途中かなり大きな切り通しを通る。高さ10m以上はあろうか。それを過ぎると道の両側の草木が生い茂りまさにトンネルのようになっている。町村の境を越えしばらく行くと、松茸採取禁止の看板が目に入る。この辺りは日本でも有数の松茸採取地区である。子供の頃よく松茸を食べたのを思い出す。

大きな切り通し 草木のトンネル 松茸禁猟区
かなり大きな切り通し
 万沢林道の上の方と岩質が似ている。
 両側から生い茂った草木でトンネルのようだ
松茸の禁猟区

 道は下りだし、小さな滝なども目に付く。やがて坂は緩やかになり渓流沿いに出て、道の両脇が広い林になる。途中2台ほど車とすれ違う。やがて樹林帯から抜け出し、今まで走ってきた山がモヤにかすんで後ろに見える。そして分岐から18.3kmでダートが終わり、県道29号に出る。

小さな滝 脇を流れる渓流 林道終点付近
道の脇には小さな滝もある 右手に渓流が流れ涼しげだ
林道もそろそろ終わり。


● エピローグ
 県道を西に進み、平庭高原の駐車場で一休みする。トイレの水道で車のガラスなどを拭く。どこで付いたのだろうかボンネットにはアザミの花が引っかかっていた。まだ9:00を回ったばかりなので観光客もほとんどいない。その後、平庭スキー場をちょっと覗く。この頃には雨も完全にあがり雲がだいぶあるがかなり明るくなった。R281からR4を南下し、給油後、11:00過ぎ滝沢ICから東北自動車道に乗る。
 最後のお盆休みの金曜なので、仙台付近から断続的に混み始める。かなり渋滞し始めたので業を煮やし白川ICで高速を降りる。結局R4もなかなか進まないので那須ICでまた高速に乗る。止まりそうで止まらない20〜50km/hでののろのろ運転をしばらく辛抱する。宇都宮ICあたりで3車線になったら流れ出した。その後は順調に進み23:00頃自宅に着いた。普段なら盛岡から6〜7時間程で帰宅できるのだが2倍の時間を要してしまった。しかし、皮肉なことに今回が過去最高の燃費となった。
 全工程687km、ダート23.3km(5.0+18.3)、17時間余りの旅であった。

 8/10〜16の7日間ほとんど雨にたたられてしまった。しかし、しとしと降っている分には、雨の林道もなかなかおつなものである。埃は立たないし、雨に濡れた木々はとてもきれいだった。

  8/10 全工程630km、ダート 0km、9時間半
  8/11 全工程270km、ダート14.2km、9時間半
  8/12 全工程110km、ダート19.1km(4.9kmx2+9.3km)、3時間半
  8/13 全工程130km、ダート17.8km(8.9kmx2)、3時間
  8/14 全工程160km、ダート 6.8km(3.4kmx2)、5時間
  8/15 全工程170km、ダート11.8km(4.5km+7.3km)、4時間
  8/16 全工程690km、ダート23.3km(5.0km+18.3km)、17時間
  8/10-16 全工程2,160km、ダート93.0km



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