岩手の林道Part5、新里村の林道Last update:2003/ 6/ 5
プロローグ 用事があって宮古に行った帰り、どこかまわって行こうと地図を探すと、県道40号から新里村にぬけられる道を見つけた。漁菜市場を過ぎ県道40号を北上する。 亀ヶ森牧地 宮古飼料畜産農場を過ぎた辺りを左に入る。雨で視界が悪い中を登っていくと、牧草地らしき所に出る。亀ヶ森牧地といいかなり広い。道はあまり広くはないが幅5m程のきれいな舗装路である。 宮古は漁業の街として全国的に有名であるが、まさかこんな広い放牧地があるとは思わなかった。牧草地帯のワインディングロードをしばらく走ると、宮古市から新里村に入り、新里放牧場に至る。
名無しの林道 峠付近には森林総合利用施設の案内板があるが、半分塗料が落ちてよく読めない。 案内板の南側にはゲートがあり、向こうは側は新里放牧場だ。北側はツーリングマップルによるとダートになっているが名前がない。まずは北側に下りてみる。すぐにダートになるが、砂利がきれいに敷き詰められ整備された道だ。小雨にぬれているが泥などはなくほこりっぽさは感じられない。さほどきつくない坂を4.5kmほど下るとダートは終わり舗装路に当たる。そこを左折するとほどなくR340に突き当たる。
名無しの林道(源兵衛平の南) R340を南下して日向地区を左折し源兵衛平方面に向かう。真っ直ぐ登って行く道が左に大きくカーブしている所の直進方向に草に覆われた入口があった。車を降りて先を見に行くと、草が多いのは入口だけで上の方は大丈夫なようだ。道の真ん中に草が線になって生えている。登るにつれこの草のたけが高くなりバンパーぐらいになる。 やがて路面は草で全く見えなくなり、両端や上からの木々もせり出してきてボディに当たる。傾斜もかなりきつくなってきた。路面が見えないので凸凹があっても分からない。一度大きな石らしきものに乗り上げ、下りた拍子に下回りがヒットした。後で確認したら特に損傷はなかったが、路面が見えないということは、次の予測ができないので怖い。最後の方は半ばヤケクソで進む。 途中、刈谷中学所有林というような意味の看板があった。そういえば高校の同級生に刈谷中学で生徒会長をしていた小山田君がいたが、彼は今どうしているだろうか。地元に帰ってきているならもうちょっと道を整備しておいてくれ。などといらぬことを考えながら進む。林の中に入ると周りの草は徐々に少なくなりやっと普通に進めるようになった。しかし辺りはかなり暗くなり、まさに昼なお暗いという形容詞がぴったりの道だ。よく見るとボンネットに大きな葉っぱが引っかかっていた。
視界が開け分岐の広場が現れる。この辺は車が通った形跡がある。左へ戻ような方向に進むと、しばらくして道は広くなり、やがてかなり広い場所に出た。源兵衛平のキャンプ場だ。あいにくの雨でお盆だというのにキャンプしている人はいないようだ。広い平原に車を停めボンネットやルーフに着いた葉っぱや小枝を取り除く。時々芋虫なども混じっている。
エピローグ キャンプ場を出て、分岐を右に行きゆるやかな坂を登っていく。牧草地の中を放牧されている牛を見ながら進むと少し前に通った森林総合利用施設の案内板のあるゲートに逆側から突き当たる。ゲートでUターンしキャンプ場入口を通り過ぎ、R340に戻る。 夕方近くになったので、R340を北上し押角から浅内を抜けR455を通り帰宅した。 全工程170km、ダート11.8km(4.5+7.3km)、4時間余りの旅であった。
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