岩手の林道Part4、櫃取〜御大堂林道の支線
Last update:2002/ 9/15
年月日 |
通算走行距離(km) |
2002/ 8/14 |
18,700
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プロローグ
林道走行も4日目ともなると、どこへ行こうか迷ってしまう。奥岩泉山形林道の北側を走ろうか、はたまた新里村の方に行こうか。こうして見るといかに生まれ育った土地を知らなかったかが分かる。
LET'S GO 4WD 5月号の林道80選には夏屋林道と御大堂林道が載っているので、代表的な林道も走っておこうと思い、夏屋林道を走ることにした。
この林道80選とほぼ同じものが全国林道コースガイドに載っている。
朝、墓参りをすませた後、6:30頃出発する。R340を西に向かい大川で県道171に入る。川沿いの道である。釜津田中学付近で南への分岐があるのでそこを左折する。すると、
全面通行止予告
村道川内夏屋線
2002/ 7/ 9から
2002/11/30まで
という通行止の標識がある。ここまできたのだから、通行止の場所まで行ってみようとかまわず車を進める。
夏屋林道
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土砂崩れ
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浦志内林道入口。残念ながら一般通行禁止。
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7:15頃、川を渡り坂を上りトンネルをぬける。この道が夏屋林道で所々ダートが残っているらしいが、このあたりはちゃんとセンターラインがあり上下1車線ずつある立派な道だ。はたしてこの先ダートはあるのだろうか。8kmほど行くと、雨が降り続いているから仕方がないのか、私の日ごろの行いが悪いのか、またもや土砂崩れだ。今回の土砂崩れは川側に少しすき間があるので通れなくもなさそうだったが、この道がダートになる可能性があまり期待できそうになかったので、素直に引き返すことにした。
引き返す途中で浦志内林道の入口を発見したが、国有林の専用林道で残念ながら一般通行禁止となっていた。
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櫃取の渓流
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櫃取の分岐、林道米内川櫃取線の案内板がある。
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県道171の分岐に戻り、県道を西に向かう。釜津田を越え土曜日に通った町道1号線との分岐を越える。しばらく行くとあたりは林に囲まれ、道の脇を渓流が流れる。林をぬけ視界が開けると右への分岐がある。8:20頃、これを右折し御大堂林道方面へ向かう。分岐には目新しい案内板があった。
ふるさと林道米内川櫃取線
この林道は、岩泉町釜津田集落と盛岡市側との交流を促進し、山村地域の定住環境の改善を図るため、集落間林道として整備しました。
とある。整備しなくていいよと心の中でつぶやく。
後で分かったのだがここを右折しないでまっすぐ行くと数年前に日本の自然100選に選ばれた櫃取(ひつとり)湿原がある。試しにyahooで検索してみたが、ぞろぞろと100件以上出てきた。今度帰省する時はゆっくりと見たいものだ。
御大堂林道
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土砂崩れならぬ大木崩れ
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支線の坂を下る
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この道はかつて、かさPさんが走ったことのある林道で、その頃はほとんどがダートだったらしいが、その後舗装がかなり進んでいるようだ。
1kmも行かないうちに、道が何かで覆われている。また土砂崩れかと思ったら、木が道幅の半分以上にわたって横たわっていた。たいした問題もなく横を通過する。
そんなにきつくない坂を上って行く。途中いくつかダートの支線があったが、どれもこれも一般通行禁止となっている。8:30頃、分岐から6.7kmほどで右に入るダートを発見したので入ってみる。
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右手に野原を見ながら下る
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繁みの中に新たな林道が見えたが、、、
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支線を入るとすぐにダートとなり、ゆるやかな坂を下る。御大堂山に向かってU字状に左に大きくカーブしながら下って行くと3.4kmでやや広い場所に出る。脇には雨水でできた小川がちょろちょろと流れ、そのの先には道が続いているようだが、前方はすっかり笹などの繁みに覆われている。繁みの中にはすっかり錆びた案内板があり、藪川・○○林道とある(○○は不明)。
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来た道を戻る
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林道の出入口
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さすがに、人ひとり通るのにも繁みをかき分けて行かなければならなさそうな道は車体を傷つけるだけだと思いあきらめる。
来た道を引き返し上って行くと、すぐに林道の出入口にでる。
エピローグ
道を先に進む。1kmも行かないうちに分岐がある。まっすぐと左で、ルートは違うが盛岡に、右で、R455の岩洞湖の東へ抜ける。
右に進路をとる。真新しい舗装路で18km25分ほど走るとR455にぬける。車を停めてまでは確認しなかったが、道標に平成12年?月完成となっていた。数年前この道がダートだったらどんなに楽しめただろう。
早坂峠で一休みして、お盆なので途中の親戚宅により仏壇に線香をあげて、11:30頃帰宅した。
全工程160km、ダート6.8km(3.4kmx2)、5時間の旅だった。