岩手の林道Part3、浦子内林道

Last update:2002/ 9/11

年月日
通算走行距離(km)
2002/ 8/13
18,600

● プロローグ
 葛巻の南部から玉山村の北部 藪川にかけて林道がいくつかあるので行ってみることにする。
 今日もあいかわらずの雨模様だ。6:00前に実家を出発し、R340を西に向かい葛巻町に入る。6:35頃樋渡地区付近を左折するとすぐに山道となる。この頃にはほとんど雨もあがっていたが、時々山側から流れ出した水の道が舗装路を横切る。

向こうに見える山 土砂崩れ
向こうに見える山 土砂崩れで通行不能
 ワインディングロードをぐんぐん登って行くとそのうち傾斜が緩やかになる。向こうの山の稜線がきれいだ。フィールドモニターの高度計によると標高1000mほどだ。やがて左に入る道がある分岐があらわれる。どちらに行っても林道になるはずだが、まずはまっすぐ行ってみる。
 ワインディンロードを下っていくと3kmほどで、土砂崩れに当たる。崩れた土砂で道が覆われている。2日ほど続いた雨で崩れたのだろうか。しかたがないので、外川林道はあきらめて、Uターンしてさっきの分岐までもどる。

● 浦子内林道
ダートの始まり ゆるやかな坂を登る
ダートの始まり ゆるやかな坂を登る
 分岐を右に入ると、あたりは一面の牧草地におおわれる。遠くには茶色の牛が点々と見える。2kmほど行き坂を下ったあたりでダートとなる。結構広いフラットダートで走りやすい。最初の坂を登り切るとまた視界は開け牧草地が広がる。どこからともなくうぐいすの声が聞こえてくる。



遠くに見える山々 柵の中の牛 林道の傍らに咲く花
遠くに見える山々
 岩手山や姫神山は見えるか?
柵の中の牛 林道の傍らに咲く花
 ツーリングマップルでは遠くは岩手山や姫神山まで見えると書いてあるが、残念ながら遠方は雲に覆われている。
 写真を撮り終わって車を出すと、通り過ぎた向こうの方から1台の軽自動車がこっちへ向かってくる。しばらく2台はほぼ等間隔を保ちながら走っていたが、後ろの軽自動車は途中で牧場小屋らしき所へ入る。時間は7:15頃である、牧場の朝の出勤だろうか?
 しばらく進むと三巣子岳の手前の柵の中には耳にタグを付けたホルスタインがたくさんいた。牛にあいさつをしさらに坂を上る。三巣子岳を過ぎると道は下りになる。傍らには紫の小さな花も咲いている。

三叉路にたたずむサーフ 通行止の看板
広々とした三叉路 通行止の看板が
 しばらく下ると道は広くなり三叉路となる。右に戻るように曲がると、最初土砂崩れで引き返した道につながるようだが、道の傍らには通行止の看板がある。
 これは予想できた事なので、そのまままっすぐ進む。

エレベーターで2Fの作業場へ リフトのアダプターを合せるTTCさん
さらに通行止に当たる 来た道を戻る
 0.4kmほど行くとまた通行止の看板があらわれる。ここは葛巻町と玉山村の境で、ツーリングマップルでも玉山村川通行止となっている。向こう側は久しく車が通っていないのか草ぼうぼうだ。7:40頃、しかたなしにここでUターンする。

林道から向こうに広がる景色1 林道から向こうに広がる景色2
林道から向こうに広がる景色1 林道から向こうに広がる景色2
 降りてきた坂を登る。来る時柵の中にいた牛は見当たらない。牧草地へ出されたのだろうか。しばらく景色を楽しみながら走る。道にはとんぼがたくさんいて、車が通るといっせいに飛び立つ。東北は夏もそろそろ終わりを告げようとしている。


● エピローグ

 やがてダートも終わる。広々とした牧草地を貫く林道で道幅も比較的広く走りやすかった。遠くの景色がもっと見えれば言うことはなかったのだが、雨があがり青空が覗いただけでもよしとしよう。土砂崩れで外川林道を走れなかったのは残念だった。
 来た道を戻りワインディングロードを降りR340に出て帰路につく。9:00頃帰宅した。
 全工程130km、ダート17.8km(8.9kmx2)、3時間の旅だった。



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